eBook「第二章 単価アップ」

CHAPTER 2

第2章|単価アップ
〜値上げだけじゃない〜

単価アップって、要は値上げでしょ? お客さんが離れそうで怖いんだけど。
値上げは、この章の6つの方法のうちの1つにすぎません。しかも「全員一斉」じゃなくていいんです。

2-1今より高いメニューを作る(松竹梅)

人は選択肢があると「真ん中」を選びます。メニューが1つしかないなら、その上に2つ作って松竹梅にしてください。

一番高い「松」は、選ばれなくてもいいんです。松があることで真ん中の「竹」が選びやすくなり、結果として今までの「梅」より単価が上がります。

✅ 今日やることいまの主力メニューの「上」に置くとしたら何ができるか、特別版のアイデアを1つメモする。

2-2オプションを「込み」にしたメニューを作る

「+1,000円でヘッドマッサージいかがですか?」——これ、毎回言うのは気が重いですよね。お客様も毎回聞かれると身構えます。

だったら、最初からオプション込みのメニューを作ってしまう。「言いにくい追加販売」が「選んでもらうだけ」に変わって、単価は自然に上がります。

✅ 今日やること一番人気のメニューと、よく出るオプションをセットにした新メニューの名前を考える。

2-3値上げする——やり方は3つある

値上げには3つのパターンがあります。全員一斉だけが値上げではありません。

  • 新規のみ値上げ — 既存のお客様はそのまま。一番ハードルが低く、告知も不要
  • 既存客の値上げ幅をおさえる — 新規は1,000円アップ、長く通ってくれた方は500円アップ、など感謝を差額で示す
  • 全員値上げ — 告知期間をとって丁寧に。理由(材料・技術向上)を添える

迷ったら「新規のみ」から。明日からできて、離れるお客様はゼロです。

✅ 今日やること「新規料金だけ上げるとしたらいくらにするか」、数字を1つ決めてメモする。

2-4「時間単価」が高いメニューを作る

1人サロンの商品は、突き詰めるとあなたの時間です。90分12,000円のメニューは時間単価8,000円。60分9,000円のメニューなら9,000円。後者の方が「稼げるメニュー」なんですよね。

メニューごとに「料金÷時間」を出してみると、頑張って売るべきメニューがはっきり見えます。

✅ 今日やること全メニューの「1時間あたりの料金」を電卓で出して、高い順に並べてみる。

2-5回数券・コース・都度払いを設計する

都度払いだけだと、来店は「お客様の気分次第」になります。回数券やコースは、売上の安定のためだけではなく、お客様にとって「結果が出る通い方」の提案です。

ここでも松竹梅が使えます。「都度払い/5回券/10回券」と並べば、5回券が選ばれやすくなります。

ひとつだけ誠実に:有効期限や中途解約のルールは、あいまいにせず最初に書面で伝えましょう。信頼が土台です。

✅ 今日やること施術者として正直に、「結果を出すには本当は何回通ってほしいか」を書き出す。それが回数券の枚数です。

2-6メニューの「言葉」を見直す

「◯◯式リンパドレナージュ70分」——プロには伝わりますが、お客様には呪文です。わかりづらいメニューは、どんなに良くても選ばれません。

メニュー名は「お客様のなりたい姿」の言葉に。たとえば「フェイシャル70分」より「フェイスラインすっきり小顔コース70分」。あわせて、メニューの数も絞りましょう。選べないと、選ばれないんです。

✅ 今日やること一番売りたいメニューの名前を、「お客様がなりたい姿」の言葉で言い換えてみる。
値上げ=お客さんへの裏切り、みたいに思ってたけど…やり方っていろいろあるんだね。
価格はあなたの技術の値札です。安すぎる値札は、むしろ価値を疑われますよ。
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