第5章 売れるメニューづくり

メニュー作りって、誰もが悩むポイントです。
でも「メニュー改善」だけで、売上が大幅アップすることも、珍しくありません。しっかり取り組んでいきましょう!
まずは、メニューの「ネーミング」から。
考え方としては、
「メニュー名のみで、お客様にメリット(どうなる?どう良い?)が伝わる。」
ということが大切です。
・どんな効果が期待できるのか?
・どんな悩みが解消されるのか?
さらに、「それぞれのメニューの違い」が伝わることも、重要です。
極端な話、
・フェイシャル40分 4000円
・フェイシャル60分 6000円
・フェイシャル80分 8000円
これでは、「何も伝わらない」ということ。
「具体的にどうなる?」が、メニュー名だけでイメージできると、ベストです。たとえば、上記の例でいうと、単に「フェイシャル◯分」ではなく、
「シワ/ほうれい線」フェイシャルコース
のようにすると、良くなりますね。考え方としては「コンセプト」に、かなり近い部分があります。
可能なら数字や「誰に」といった部分を加えても良いです。
「誰に」→40代からの〜
「数字」→マイナス◯キロに〜
ただし、具体的な数字、結果の断定は、法的にグレー(もしくはブラック)だったり、広告審査に落ちたりしますので、ご注意ください。
加えて、メニューのネーミングづくりの際に、けっこうミスしやすいのが…。
「文字数が多くなりすぎること」です。
メリットや「誰に?」を意識するあまり、長いメニュー名になってしまうのですね。「なるべく短く簡潔に」なるように、作ってください。
「メリットとか誰に?とか盛り込んだら、長くなるじゃない?」と思われたでしょうし、確かにその通りではあります…。
ただ、人間がパッと見て内容を理解できる文字数は15~20文字が限界です。文字数が増えすぎるのは、ダメです。
メニューに関しては、サっと完成するものではありません。場合によっては、悩みに悩むでしょう。
ただし、「時間をかければいい」というワケでもないので。
悩んだらとにかく、紙に書き出してみましょう!!書き出していくうちに、良いアイデアも浮かぶ可能性が高いですから。

メニューのネーミングに続いては、メニューの「構成」です。
先に重要ポイントをまとめておくと、
(1)分かりやすくする。
(2)松竹梅で作る。
(3)オプションを活用できるように。
(4)セットやコースを作っておく。
1つ1つ、お伝えしていきましょう。
(1)分かりやすくする
メニュー数が多いサロンさんは、特に注意してください。
お客さま(特に新規の方)が、ホームページのメニューを見た時。
「よく分からない・・・」なんてことが、起きています。
メニュー数が多いサロンは、表に出す「メニューの数そのもの」を、思い切って減らしてみる。
または、「オススメのセットメニューを主に掲載する」というのも、1つの手ですね。
「似たメニューがある場合、何がちがうのか?明記する。」ということも、大切です。
(2)松竹梅
メニュー構成としては定番ですが、「松竹梅」は今もオススメです。たとえば、
カット4,000円
というメニューがあるとします。このままなら、「カットだけで来店された方」は100%、4,000円です。
でも、
・カットのみ 4,000円
・艶髪カットコース(◯◯トリートメント付き)5,500円
・スパカットコース(◯◯トリートメント+ヘッドスパ付き)10,000円
となると、どうでしょう?一定数は、まん中のメニューを選びます。
また、1番高いメニューを注文される方も、出てくるでしょう。
※注意点|メニューが多い場合、全てのメニューの松竹梅化は避けましょう。複雑になりすぎる可能性があります。
(3)オプションの活用
オプションは、ご存知のとおり、
「ご一緒に◯◯もいかがですか?」といったものです。美容室では、トリートメント等が定番ですね。
「オプションはあるけど、あまり売れてない」
という方は、
・オプションの存在を周知する→お声がけの徹底
・オプションのPOPを制作→必ず目につく場所に配置
これだけでも、オプション購入率は上がるハズです。
(4)コースメニュー
前述のオプションや、相性の良いメニューを組み合わせて、「はじめからコースを作っておく。」という手段もあります。
例えば、僕が最近はじめて伺ったアイラッシュサロンでは、「アイブロウ+フェイシャルケア」のコースが、よく売れるそうです。
新規客が単品メニューで来店
→来店時に別メニューの存在もお伝えする
→次回予約でセットのメニューを予約する
という流れのようですね。
「確かに、アイブロウに来店するような客層は、男女関係なく興味を持ちそうだな」
と思いました。
余談ですが、僕は調査の一環で伺ったので次回予約はしませんでした(ゴメンナサイ)。
そして、「アイブロウ+フェイシャルケア」のコースが、本当によく売れているのか?は、不明です。
しかし、そう言われると、「そうなんだな」と多くの人は思うし、一定数は必ず「自分も次回、試してみるかな」という流れになります。
このように、メニュー構成に関しては、
・分かりやすくする。
・松竹梅で作る。
・オプションを活用できるように準備。
・セットやコースを作っておく。
といった点を大事にして見直すと、改善点も出てくるハズです。
ぜひ、あなたのサロンも、売れるメニュー構成を作ってくださいね。
メニューの季節感
メニュー「構成」とは少し違いますが…。
「季節感」も、売れるメニューづくりには大切です。
何が言いたいかというと、「売れやすい時に、売れやすいモノを準備して売りましょう!」ということ。
たとえば、春〜初夏は脱毛や痩身系、フットネイルやフットケア、縮毛矯正などが売れやすいですよね?
単純に「肌の露出が増える」からです。
でも逆に、冬場にはこういったメニューは売れにくい。
そこで、「どうやったら、冬に脱毛が売れるのか?」と考えるのではなく(場合によっては「顔脱毛に特化する」という答えもありますが)、
「冬に売れやすいものを、用意できないか?」と、考えるんです。
たとえば、ホットストーンやオイルなど、「あたためる系」は秋冬に売れやすいですし。フェイシャルとか、小顔矯正なんかは、割と季節とは関係なく売れます。
もしあなたのサロンが、「夏に売れやすいメニューはある。でも、他はない。」という現状なら、「夏以外に売れやすいメニュー」も、準備しておくべきです。
危険ワード
法律関連については改正などもありますので、ご自身で調べていただくのがベストかと思いますが…。
「たまに見かけるなぁ。」
という感じの危険ワードを、一応掲載しておきます。景品表示法では、サービスの効果・性能を実際より著しく優良に見せる「優良誤認」が禁止されています。
(特に避けるべき例)
・必ず痩せる
・1回で小顔
・たった30分でマイナス5cm
・リバウンドなし
・毛穴が消える
・セルライト完全除去
・毒素排出・デトックス
・自律神経が整う
・ホルモンバランス改善
・免疫力アップ
・血流改善で病気予防
・骨格が元の位置に戻る
特定の化粧品・医薬部外品・美容機器をメニュー名で宣伝したり、販売と結び付けたりする場合は、薬機法も関係します。
(特に避けるべき例)
・シミを消す美容液コース
・細胞再生フェイシャル
・幹細胞で若返る
・脂肪を燃焼するクリーム
・発毛美容液
・FDA認可だから安全
・医療機器と同等の効果
・厚労省認可マシン


