eBookホットペッパー完全攻略|第3章 見極め
CHAPTER 3
第3章|そもそも、掲載すべきか?
〜メリット・デメリットと見極めポイント〜
3-1 メリット・デメリット
- ◯ 一定の認知はとれる(サロンによっては集客力がある)
- ◯ ユーザーにとって便利(ネット予約・スマート支払い・リクルートポイント2%還元)
- ◯ ネット予約・顧客管理・キャッシュレス決済が一元管理できる
- ✕ 掲載費が高く、原則、年間契約中は解約できない
- ✕ HPB経由のお客様は、リピート率が良くない傾向
- ✕ 料金設定と新規数が反比例する
- ✕ 一元管理=やめづらい(解約後は無料プランに機能制限される)
- ✕ リクルートポイント2%がサロン側の負担になる
- ✕ ユーザーのクーポンサイト離れが進んでいる
特に最後の「クーポンサイト離れ」は、個人的に一番大きな問題だと感じています。以前は「サロンを探すならHPB」という勢いがありましたが、今のユーザーはSNS等でサロンを探すようになった実感があります。以前、妻に「メンズOKのアイブロウサロン、どっかないかな」とつぶやいたら、数分後に「ここなんて、どう?」とインスタで見つけたサロンを見せてくれたことがありました。これが今のユーザー動向なんだと思います。
だからといって「SNS集客一択」でも「サロンにSNSはいらない」でもなく、中間がいいというのが僕の立場です。
3-2 そもそも掲載すべきか?
結論から言うと、「ヘアサロン以外の1人サロンには、掲載をオススメしない」というのが一旦の結論です。理由はシンプルに、コスパが悪いから。
「近所でHPB載ってて、予約いっぱいのサロンあるよ」と思われた方。そのサロンはおそらく「HPBがまだ好調な時代に顧客をつくった」可能性が高いです。今、同じことをやっても、同じ結果にはなりにくいんですね。
客単価の問題もあります。単価3,000円のサロンで掲載費9万円なら、月30人分の施術で、ようやく掲載費用をペイできる計算です。1人サロンなら、間違いなく疲弊していきます。
1人サロンの勝負どころは「客単価(時間単価)をいかに上げるか」に集約されます。対して複数人のサロンは「店全体の売上最大化」がゴール。実は目指しているものが違うんですね。ただしヘアサロンだけは、地域差はあるものの、今も有効なケースが多いです。
3-3 向いてるサロンの見極めポイント
次の条件に当てはまるサロンには、今もHPBは魅力的です。
- スタッフを雇用しているサロン
- オーナーが現場に入らないサロン
- 中単価もしくはそれ以下で運営するサロン
こういったサロンは集客もかかるし、高単価を目指さなくても収益は上がり、疲弊もしません。逆に1人サロンでも「地域相場より安い設定で、ずっとやっていく」というサロンには向いています(それで疲弊しなければ、ですが)。
エリアには「低単価・中単価・高単価」のゾーンがあり、業種にもよりますが、一番苦しいのは「低単価ゾーンに、自分も入っているパターン」です。ヘアサロン以外は、この中の「中単価の中〜下」あたりが、比較的集客しやすい傾向にあります。
3-4 プラン選びの基準
結論、「プランごとの掲載位置や、自分の客単価」を基準に考えてください。エリアによって掲載店舗数が違うので、同じプランでも表示位置は大きく変わります。「1番安いプランでも1ページ目に表示される」エリアなら、高いプランを選ぶメリットはありません。
客単価が低いほど、掲載料をペイするのが大変です。単価15,000円のサロンなら6名でペイできますが、単価が低いほど、この「必要人数」が増えていきます。営業担当に「このプランで平均◯人集客できてます」と言われたら、必ず「その店舗の客単価や価格設定は?」と聞き返してください。単価がかけ離れていれば、参考になりません。
3-5 開業時に使うべき?
「開業したてだから、認知のためにHPBも使うべき?」という相談もよくいただきます。結論、ヘアサロン以外なら、一旦いらないんじゃない?というのが答えです。「開業直後は認知を取るべき」は正解ですが、「そのためにHPBを使うか」は別問題。理由はここまでお話ししてきた通りです。
3-6 HPBユーザーの動き
- 横並びで価格を比較する
- 「どっか良いとこないかな」と探している
- 「今日・明日行けるサロン」を探している
HPBのネット予約は8割以上がアプリ経由。つまりHPBで集まるお客様の大半は、常にHPBの中でサロンを探しているということです。だからこそリピート率が伸びにくい、という側面もあります。専門用語や商材名だけで差別化しようとしても、一般のお客様にはあまり伝わっていないのが現実です。
3-7 注意点|営業担当は2パターン
HPBへの掲載は、営業担当を通じて契約します。地域によって「リクルート直営の営業所」と「リクルートの代理店営業所」の2パターンがあり、対応スタンスが違うことがあります。一方はもらえる情報が、もう一方では「そんな情報はない」と言われることも。どちらが良い悪いという話ではなく、そういう体制であることは知っておいてください。原則、選ぶことはできません。
3-8 サロン担当者が消える未来
2026年終盤から「地域のサロン担当者」はいなくなります。代わりに、オンライン上で「そのサロンの担当チーム」が組まれるそうですが、2026年7月時点では、具体的なサポート内容は明かされていません。
契約をとるための「営業」がどうなっていくのか?これも執筆時点では不明です。この制度が実装され次第、このeBookを更新していきます。
▼ 読みたい章へジャンプ