超低コスト|美容室に「2ヶ月で50名」が来店した集客法とは?
こんにちは、田村聡です。多くのサロンが重要課題の1つとして取り組んでいる「集客」。中でも今回は、超低コストながら高確率で客数を伸ばす対策についてご紹介。実践したサロンの中には「2ヶ月で50名の来店増!」というサロンも。
集客・・・ではない?
最初に種明かしをしておきますが、今回ご紹介するのは「新規集客」の方法ではありません。
では、何をするのか?答えは、
「顧客リストの再利用」
です。美容室に限らず多くのサロンには、「顧客リスト」がありますね。いわゆるカルテなどの顧客情報。その中には、「しばらく来店されていないお客様」や「数回来店された後、失客しているお客様」がいるハズです。
サロンの規模や経営年数にもよりますが、場合によってはこれが数百、数千件にのぼります。
これらを上手く活用できれば、少ないコストで短期間のうちに客数を伸ばすことができるのです。
再来してない方へのアプローチ
カンタンに言ってしまえば(実際にカンタンなのですが。^^;)失客となっているお客様に再度アプローチをかける。これが今回の手法。
「そんな事して意味あるの?」
と思われるかもしれませんが、やってみると驚くハズ。
「失客した」と思っていた方々が再来され始めます。
具体的には、
- お手紙
- メール、LINE@
- ホットペッパーのメッセージ機能
などを使って、お客様にご連絡するのです。1番効果的なのはお手紙。続いてメールやLINE@。SNSなどで繋がりのある場合、それらのメッセージ機能でも構いません。
また、ホットペッパーのメッセージ機能などを使う場合は、限定クーポンなどを添付するのも良いですね。
何を書けばいいの?
「でも、実際何を書けばいいの?」
という声が聞こえてきそうですね。(笑)難しく考える必要はありません。
ただし、売り込もうとしないで下さい。
売り込み臭が強すぎると、逆に引かれてしまいます。そうではなく、
「しばらく会っていない知人に連絡する。近況を伺ったり、伝えたりする。」
という感覚が理想的。ここで、僕があなたをお客様と想定して、お手紙を書いてみます。ちょっと勝手にイメージを膨らませて、
「5ヶ月前に来店されてから、お会いしていない。」
という事にしますので、お付き合い下さいね。^^
●●様
こんにちは。美容室バニラの田村聡です。
まだ5月というのに、何だか夏のような日が続きますね。^^;
体調など崩されていませんでしょうか?
僕はすでに晩酌のビール量が増えています。●●さんは、ハイボールの量、増えていませんか?(笑)
気温差も激しい季節です。お身体には十分気をつけて下さいね。
そうそう。梅雨も間近ということで、5月末から縮毛矯正がお得なキャンペーンをしています。
またいつでも、お声がけ下さい。^^
こんな感じでOKです。たくさん書く必要はありません。
モチロン一斉配信ではない「お手紙」なんかの場合、距離感も大切です。親しい感じで会話していた方に、「やたら硬い文章のお手紙」は不自然ですし、逆もしかり。
可能であれば「共通の話題」なんかも盛り込むと最高ですね。
「覚えてくれてるんだ。」
と、一発で感じてもらうことが出来ますから。
思い出してもらうだけ
ここで大事にしてほしいのが、
「思い出してもらうだけでいい。」
という感覚です。先ほどの例文では、
「そうそう。梅雨も間近ということで、5月末から縮毛矯正がお得なキャンペーンをしています。」
とサラッと入れましたが、ここは抜きでも構いません。あくまで最大の目的は「思い出してもらう事」これは忘れないでください。
失客原因は様々
なぜそんなに、「思い出してもらえればいい」と言えるのか?端的に言えば、
「それで一定数は再来されるから」
です。失客の原因というのは本当に様々。まぁ中には、
- 技術が気に入らなかった。
- 何となく雰囲気が合わなかった。
- 接客に不満があった。
などという場合もあるでしょう。(ちなみにこういう場合は対策しても再来に繋がりません。当然ですが。^^;)
しかし実際には、「不満が原因の失客」というのは一部。
「何となく間が空いて、行きづらくなってしまった。」
「間で他のサロンに行って、行きづらくなった。」
「予約の都合が合わなかったので、他の店を利用した。」
「家庭や仕事の事情、環境が変わった。」
などなど。サロン側ではイメージしていないような失客のパターンも沢山あります。また、
「最大の失客理由は「何となく」である。」
とさえ言われています。
こういった方々には、再度アプローチをかけて「思い出してもらう。」ことで、一定数の再来へと繋がっていくのです。
新規集客コストとの比較
ちなみにあなたのサロンでは、「新規集客コスト」を把握されていますか?つまり、
「新規1人に対して、いくらかかったのか?」
というコストです。一般的には数千円あたりが平均的なのですが、これに比べて今回の対策は格安。そして、
「1度でも来店したことがある人を呼び戻す方が、新規集客よりもはるかに低コストでカンタン。」
それなのに現実は、新規ばかりを見ているサロンがほとんどなのですね。モチロン新規集客も大切ですが、「失客した方への再アプローチ」は定期的に行っておきましょう。
商売とは・・・
最後に。
「顧客リストの活用が上手い人の商売は、必ず上手くいく。」
これは事実です。新規集客ばかりに目を向けるのではなく、
「1度来てくれた人に、また来てもらうには?」
という、ある意味「当たり前の課題」に向き合い続けることが出来るサロンは、繁盛していくでしょう。
今回ご紹介したモノは、誰でも1度は聞いたことがあるような内容のハズです。しかし、実践しているサロンはどれくらいあるでしょうか?
まずは手をつけやすい方法からで構いません。ぜひ、実践してみて下さいね。
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