サロン経営|あなたのライバルサロンを「9割減らす」ための具体策
こんにちは!田村です。「同業サロンが近所に出店してきた!」こんなことは、実際よく起こります。決して他人事ではありません・・・。
でも、ご安心ください。実は「ライバルを減らす」対策があるのです。今回は、その具体策をご紹介しますね。
「違い」を「見せる」
ライバルを「減らす」方法・・・。結論から言うと、
「他店との違いを分かりやすく見せる。」
これが出来れば、ライバルは確実に減ります。上手くやれば、あなたのライバル店を、
「地域の同業の1割以下」
場合によっては、
「地域にライバル店が不在」
という状況を作ることも可能です。
逆にこれが出来ない場合。あなたのライバルは、
「地域の同業者すべて」
あなたは、どちらが良いですか?
「違いが分からない」=「みんな同じ」
たとえばアナタが、リラクゼーションサロンを経営しているとしますね。この時、
「非日常の癒しを提供いたします。」
と広報しても、何も伝わらない。お客さまから見れば、
「他との違いが分からない。」
という状態です。
違いが分からない時、お客さまは、
- サロンの雰囲気
- メニューと価格
で比較するしかありません。
極端な話、「あなたのサロンよりキレイなお店で、価格も安い」というサロンには、完敗。
負け続けるハメとなります。
負け続けるなんてイヤよ!!
ですよね。だからこそ、「違い」を「見せる」必要があります。小学生にも分かるように、です。
分かりやすい「違い」
大切なのは、その違いが「分かりやすい」ことです。説明が必要なようでは、ダメ。
「一言で、小学生にでも伝わる違い。」
を作りましょう!
例えばつい先日ご紹介した、急成長中のエステサロンも「特化型」ですね。
ジャンルで言えば「エステ」ですが、「バストアップ」に特化しています。
だからエステサロンが無数にある都内でも、「埋もれずに」成長しているのです。
ワタシも埋もれたくないわぁ〜。
大丈夫!「切り口」を変えてしまえばいいんです!
切り口??
そうそう。分かりやく説明しますね。
ほうほう。一応聞いとくわ。
・・・。
あなたの「切り口」
キャッチコピーの話にも通じるモノがありますが。
「同じサロン・同じメニュー」の中でも、切り口を変えることで、「それまでとは全く違ったサロン」に生まれ変わることも可能です。
たとえば先日見かけたヘアサロンの広告で、
「We Love 無造作!!」
というデカいキャッチコピーに、素敵なパーマスタイルの女性モデルを複数名、掲載していたサロンがありました。
写真でお見せできないのが残念ですが、これは上手い広告でしたね。
他のヘアサロンも掲載されている媒体なので、
- パーマが自慢!
- カラーが得意!
- カットに定評アリ!
など、いろんなサロンが並んでいます。どれもそれなりに、良い感じのスタイル写真も使っているんです。でも、
「We Love 無造作!!」
のサロンが1番でしたね。
こういう女子が、たくさん集まっているハズです。
写真とキャッチコピーの統一感で、
このサロンに行けば、こういうパーマスタイルになれるんだ。
と、「1秒見ただけ」で伝わってきました。まぁ、僕なら、「無造作」の表現は変えますが。(笑)
でも、分かりやすい表現ではありますよね。
「普通」の切り口を変える
先ほどの例で言えば、「パーマ」そのものは、どこにでもある普通のメニュー。
しかし、写真とキャッチコピーで、「他と違う切り口」を作り、
「他と何が違うのか?」
上手く見せていたのですね。正確には、
「何が得意か?」
をメインにした切り口。これはヘアサロンに限らず、使える手法の1つです。
言葉だけで切り口を考えず、
「写真とキャッチコピーのセットで、他との違いを見せる。」
というのは強力です。特にヘアサロンやネイルサロンは、挑戦しやすいですね。
メニューを「1つだけ」にする
基本的な切り口の作り方として、
「メニューを絞って見せることで、特別に見せる。」
という方法があります。
たとえばエステサロンを例に挙げましょう。
- 痩身
- ボディ
- 脱毛
- フェイシャル
など、いろんなメニューの取り扱いがある中で、
「フェイシャル専門店」
と絞る。これだけでも、だいぶライバルが減ります。
また、クライアントサロンでは、
「ニキビ肌フェイシャル」
と、さらにフェイシャルから絞り込んで、集客が伸びているサロンも。
これも、「切り口」の1つとして、どこのサロンでも使える手法です。
「メニューを絞って見せる」というのは1番カンタンにできる差別化です。
僕は、こうやりました。
これは僕の話になりますが、独立準備を進めている時のこと。
「どんな切り口で見せるか?」
悩んでいました。そこで考えたのが、
「1席サロン」
です。
2009年当時、同県内の美容室で、
「セット面が1つしか置いてない。」
というサロンは聞いたことありませんでした。検索したりディーラーや業界内の友人・知人にもあたりましたが、全員、
「聞いたことないな。多分、ないんちゃうの?」
との返答。
「これはイケる!」
と踏んだ僕は、
「1席サロン バニラ」
というキャッチコピーで進めることに決定。
これは当時、すごく珍しがられ、お客さまにも驚かれましたね。
地域紙の取材なんかも、丸々1ページで掲載していただく事ができました。(有料広告出せば、15万〜20万がタダ!)
20坪ほどの店内に、セット面が1つだけ・・・。
我ながら、けっこう斬新なアイデアだったと思います。(笑)
メニューや他の何かが尖っていたワケじゃない。
「サロンのコンセプト自体で、切り口を作った」
という実例です。
ちなみにその後、顧客が増えて「サロンワークが回らない」「二人組で来店された時、やりにくい」という理由で、1席サロンではなくなりましたが。(笑)
超ニッチは狙わない
こういう話をすると、超ニッチなメニューを売り出そうとする人が出てきます。
んじゃ、ウチのサロンは「ウルトラポーション専門エステ」でいくわ!!
でも、これはオススメできません。
ニッチなメニューって、「伝わりにくい」場合が多いです。
【伝わりにくい】=【分からない】=【いらない】
これは、覚えておいて下さいね。
「ニッチなメニューで勝負!」
という考えではなく、
「どう見せたら、違いを伝えられるかな?」
と、考えてください。
切り口に気をとられて、「小学生でも分かる」を、外さないように気をつけましょう!
業種で特化しない
余談ですが、差別化を考えるあまり僕でさえ、
「ソレ、何屋さんですか?」
と聞いてしまうサロンが意外とあります。
まず、売れません。
「一風変わった業種で勝負!」
というのは本当に難しいです。「よもぎ蒸し」くらいの知名度に育ってくると別ですが。
あなたの母親にその業種だけ伝えて、
「何屋さん?」
となった場合、その業種は「いばらの道」確定ですので、気をつけてください。
業種そのものは、普通が1番です。確立された業種は、それだけ多くの人が求めているという事ですからね。
まとめ
サロンって、本当に沢山ありますよね。
あなたの地域にも、同業サロンが沢山あるでしょう。美容室なんて、「全てのコンビニを足した数の4倍」もあります。(笑)
そんな中、ごく普通にやっていれば当然、周りはライバルだらけです。
でも、
「切り口を変えて、他店との違いを分かりやすく伝える。」
コレだけで、ライバルは一気に減ります。
ぜひ「たった今から」あなたのサロンの「切り口」を考えてみてくださいね!
言ってる事は分かるけど、けっこう難しいのよねー。
「唯一無二」の切り口を考えようとしなくてOKです。他にあってもいいので、まずは「普通の●●サロン」から脱却してください。
「サロン集客が2倍になる!キャッチコピー作り8つのポイント」も、ぜひ参考にしてくださいね。
アンタ、やっぱ引っ張るわねー。
ゆ・許してください・・・。
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