繁盛サロンへの道

僕が28歳で美容室を開業して、後悔したことリスト7選

    
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僕が28歳で美容室を開業して、後悔したことリスト7選

こんにちは!個人サロン経営アドバイザー、田村聡です。僕は18歳で美容業界に入り、2009年11月、28歳で美容室を開業しました。

ちなみに冒頭の写真は当時の店内。あれから7年。今思い返すと、

「アレ、やっとけばよかったな。もっと、こうしとけば良かったな。」

みたいな事って、けっこうあります。今回は「自分のための記録」という意味も込めて、「後悔リスト」を残しておくことにしました。(笑)

これから、美容室やサロンを開業しようという方の、参考になれば幸いです。

 

(後悔1)スケジュールに余裕なかったなぁ・・・

それでは、早速いってみましょう!

まず、何はともあれスケジュール。サロンを開業する時は、物件が決まらないと、話が前に進みません。

しかし、逆に物件が決まってからは「怒涛」のスケジュール・・・。

僕も、もれなくこのパターンでした。^^;

 

 

田村

なぜ、スケジュールに余裕がなくなるのか?理由はいくつかあります。

 

 

(理由1)家賃が発生する。

物件が決まると、ほとんどの場合はスグに契約へと進みます。

そして「契約後は家賃が発生する」ので、さっさと着工してオープンしたくなるのです。

 

場合によっては、オープン日まで家賃が発生しないように、交渉できる時もあります。

ぜひ、不動産屋と交渉してみてください。(判断するのは家主さん。 )

 

 

 

(理由2)改装の工期が長引く

これは改装する規模や、工務店の力量にもよりますが・・・

往々にして、改装工事は遅延が出たり、思うように進みません。

「○月○日オープンなので、絶対にその7日前には仕上げたい。」

みたいな意思の伝達は、もちろんのこと。

多少の遅延で慌てずにすむように、スケジュールを組んでおくべきかと。

また、工事の進行状況はマメに現場に足を運び、施工責任者とは密に連絡を取り合っておきましょう。

そうすることで、

「ココは、こうじゃない!」

みたいな無駄なトラブルも予防できます。

 

改装工事には、よくこのような事が起こります。不思議なほど、です。^^;  

 

(理由3)慣れない準備

サロンオープンは、とにかく不慣れな事の連続。

ぼんやりイメージしていた「コンセプトやメニュー」も、現実に決定しなければならない上に、

 

  • 不動産契約
  • 各所必要な届出
  • 家具、什器類の決定〜搬入。
  • 販促物の内容、デザイン決定から納入。
  • ホームページなどの準備。
  • 具体的な集客活動。

 

などなど。本当に疲れます。^^;

 

ワクワク感と共に、リアル「やるべき事」がすごく多いです。

できれば、誰かに協力してもらって進めるといいですね。

 

 

(後悔2)オープン予告が甘い!!

29歳の僕にアドバイスするなら、コレを1番言いたかったかもしれません。

お前、オープン予告が甘すぎ!!

って。^^;

ちなみにオープン後数ヶ月の売上は、このオープン予告に思いっきり左右されます。

「既存顧客だけで十分、もうオープン後の予約は1ヶ月以上パツパツだよ。」

という方以外は、オープン予告を徹底しておくべきです。

 

また集客という面においても、オープン初期はコストをかけやすく、費用対効果も出しやすい。

新規オープンというだけで、通常よりも注目してもらいやすいですからね。

 

オープン予告無しの開業なんて、「モッタイナイ」の一言です。

 

 

 

(後悔3)コレって集客手段を持っとくべきだったなぁ・・・

当然ながら、サロン経営において集客は必須。

でも僕は開業当初、「コレ!!」という集客手段を持っていませんでした。

僕の場合は、既存客の来店があるていど見込めたので、はじめから売上を立てる事ができましたが。

もし顧客ゼロの場合、

「集客はオープンしてから考えよう。」というのは非常にキケン。

僕も今思えばですが、1つの手段を決めておけば、もっとスピーディーに軌道に乗れたと感じています。

 

多くの方がオープン後2、3ヶ月してから集客を考え始めますが、これでは遅いです。

個人サロンの集客については、

「個人・自宅サロン向き「あなたに合った集客は?」7つの手段メリット・デメリット」

を読むと、「どんな集客を選ぶか?」基準がハッキリします。

 

 

(後悔4)融資、受けてもよかったなぁ・・・

実はこの時、僕は融資ナシで開業しました。

微妙なラインではあったけど、自己資金の範囲で収まりそうだったから。

ただ、これはメリットもありつつ、デメリットも生んでしまいます。

融資を受けていない。= 返済の実績も残らない。= その後の融資は受けづらい。

コレ、知ってました??

 

そもそも開業前が1番、事業用の融資はユルいです。ある意味「信用貸し」みたいなモンですから。

でも、開業後は違います。

もしあなたが、開業後1年たってから事業用の融資をお願いすると、けっこう厳しいです。

(※確定申告を終えて、利益がしっかり出ていれば問題ありませんが。)

 

さらに住宅ローンなんかも。開業1年、順調な業績でも通りづらいとか。

いや厳密には通るけど、金利が最安じゃないなど。ようは、普通の会社員よりも、

「リスク高い人」

って見なされます。まぁ、仕方ないことですが。^^;

 

「いやぁ〜。やっぱり個人事業で年収1千万の人より、会社員で年収3百万円の人の方がね。信用は高いですよ。」

 

という、“あまりに真っ当な事実を含むセリフ” に腹が立った僕は、キャッシュで家を買うハメになりました。(笑)

 

 


この辺りまで考えると、自己資金で開業できても融資は受けておいて、キャッシュを残しておく。

これも1つの手ではありますね。 

 

 

 

運転資金

余談になりますが、運転資金って考えていますか?

僕は正直、深く考えていませんでした。まぁ、1人サロンなら何とかなってしまう場合も多々ありますが。

顧客ゼロスタートの場合、

「6ヶ月、利益ナシでも大丈夫。」

という目安の運転資金は持っておいた方が安全です。

 

自己資金で開業できても、あえて融資は受けておく。運転資金として残しておく。石橋を叩くなら、これが正解でしょう。

また、余剰資金があることで「精神的にも」安定するのではないでしょうか?

 

資金がショートすれば即廃業。

それが事業です。資金に余裕があるに越したことはありません。

かと言って、「借りすぎ」もあとでタイヘンですので、融資に関しては慎重に進めてくださいね。

 

 

(後悔5)経営を “知ってるつもり” の元店長

僕は独立前、大手サロンの店長として勤めていました。オーナーにもかわいがってもらってたので、

「まぁ、お前やから話すけど・・・」

みたいな話もけっこう聞いてましたし。数字ベースで考える頭は、この時に鍛えてもらったと言えます。

なんとなく、

「経営って、こういうモノなんだな。」

という感覚は持っていました。

 

でも、やはり「知ってる」と「実際に全責任を自分がもってやる。」の差は大きいです。

 

もっともっと真剣に学び取っておくべきだった・・・。

結果論にはなりますが、そのおかげで開業後、沢山勉強しました。

あの時、今の僕みたいな人に出会っていれば、もっと早かったんでしょうけどねぇ。(笑)

 

元店長・幹部クラスといえど、やはり実際の経営とは「ギャップ」があります。

今いるサロンを本当に経営している感覚で、日々学んでおきましょう。

 

 

(後悔6)お祝いは、花環で?

「オープンのお祝い、何がいい?」

特に親しい友人や身内からは、ありがたい事にこんな言葉をかけてもらえる事も多いです。当時の僕は、

「いや、ホント気持ちだけでありがたいよ〜。何でもいいよ。」

って、本当に思っていたし言ってましたが、これって向こうも迷います。^^; 

 

さらに言えば、今の僕なら、

「花環でお願いします!!」

って、一定数の方には言いますね。

何やかんやで花環は目立ちます。ひとまず、「何がオープンしたのかな?」という興味をひきます。

もちろん店の規模にもよりますが、花環は一定数並ぶように準備しておくといいです。

 

ある意味、新規オープンは「目立ってナンボ」です。とにかく注目を集めましょう!

あと、物件契約後。なるべく早い段階で、垂れ幕などを用意して、

「いつ?どんな?何屋がオープンするのか?」

オープン予告をしておくと良いですね。コレ、何気に重要です!!

 

 

(後悔7)テナント出る時の条件、詰めとくべきだった・・・

サロンを開業する時って、そのテナントを出る時の事は考えないものです。

僕は、そうでした。^^;

契約書に細々したことは書いてますが、

「もし出る時は、動かせるモノだけ出してくれればいいから。」

という家主さんのコトバを鵜呑みにしてました。ところが、いざ出る時には、

「あのシャンプー台の台座と配管、排除しといてねー。」

って、気軽に言われたのです。(笑)

シャンプー台や什器は、移設のため当然持ち出すんですが、台座や配管の除去には、かなり苦労しました。

やはり、入居時と同じくらい、退去時についても綿密に話を詰めて、契約書に盛り込むべきです。

 

 

ちなみに賃貸契約書は、基本的に家主さんが有利な内容に作ってあります。当然なんですが。^^;

しっかり内容を吟味して、必要があれば交渉。契約書の修正をお願いする。

コレも、けっこう重要ですね。

 

 

まとめ

サロンの開業そのものは、資金のメドさえつけば、いつでも誰でも出来てしまいます。

ゆえに、ザックリ進めてしまったり、慎重になり過ぎたりしやすいモノです。

僕はいつも、

「立ち止まって考えてるくらいなら、思いきって動いた方がいい!!」

ってタイプですが、こと開業に関しては、あるていどの綿密さや計画性がある方が、軌道に乗るのも早いハズ。

これから開業されるアナタに、僕の後悔(?)が少しでも役立てば幸いです。^^

 

 

最後までお読み頂きまして、ありがとうございました。

「これからまさに、開業する!」という方は、

「失敗しようがない「サロン開業」やるべきことリスト」

でご紹介した内容をしっかり実践すれば、「オープン失敗」という事にはならないハズです。

あなたの開業が成功しますように!!四国は徳島より祈っていますよ。^^

 

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