自宅サロン開業|成功する自宅サロン「7つのポイント」と「4つの問題点」
こんにちは!個人サロン経営アドバイザー、田村聡です。自宅サロンを開業される方、増えていますよね。
一方で、「しっかり収益を上げているサロンは少ない」というのも事実。
今回は、そんな「自宅サロンの開業・運営」について。誰にでもできる7つのポイント、そして「4つの問題点」を伝授します。
ポイント(1)集客
まず、最も大切なことから。
すでに開業されている方も、そうでない方も、
「集客の手段」をもっておくこと。
これは「超重要ポイント」です。
これから開業される方は特に、「開業前から」集客活動を始めましょう。
集客の手段は、いろいろとあります。
- チラシなどの販促物
- ブログやホームページ
- 口コミ紹介
- FacebookやインスタグラムなどのSNS
- 地域の情報誌やクーポン誌
- ネット上の広告
などなど。
まずは、あなたが「ピンときたモノ」や興味のあるもの。「得意そうな物」でも構いません。
1つの手段に絞って、徹底してみてください。
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でもさ、結局どの集客選べばいいのか、迷って悩んで進めないのよ・・・。
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集客の「手段選び」に関しては、
個人・自宅サロン向き「あなたに合った集客は?」7つの手段メリット・デメリット
をお読みいただくと、「あなたに合った集客」を選ぶ基準が見えてきます。
ちょっとボリュームのある記事ですけど、ぜひ参考にしてください!
ポイント(2) 価格設定
特に自宅サロンさんって、かなりの確率で「価格の設定」を間違っています。
キホン、安すぎる。
「自宅だし、安くないと来てくれないのでは・・・。」
というお気持ちは、モチロン分かります。でも本当に大切なのは、安さではなく「価値の提供」です。つまり、
価格<価値
と、なっていればOK。
あまりに安い価格では、あなたが疲弊するだけ。値下げではなく、
「どうやったら、欲しい価格を頂きながらお客さまに喜んで頂けるか?」
を考え抜きましょう。多くのお客さまは、「安いサロン」を探しているワケではありません。
「価格以上の価値を提供してくれるサロン」
を探しているのです。
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価格設定が安すぎると、トーゼンながら収益は増えません。「自宅サロンだから」という理由で安くするのはやめましょう!
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そうは言ってもさ、限度はあるでしょうよ?
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無いと言えばウソになりますね。^^;
極端な話、
「築40年。古民家風でもない普通の古い家」で、高級店はムリがあります。
ただ、そこまで目指さないまでも、しっかり欲しい収益が出せる価格設定にはして下さい。
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アタシはさ、「在宅で時給1000円」あれば十分なのよ。バイトに行くよりいいでしょ?
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「バイトの代わり」でいいなら、低価格でもモチロン「あり」ですよ。^^;
メニュー作りや価格設定に悩んでいる方は、
「サロンの超カンタン「単価アップ」|メニュー作りのキホンをお伝えします。」
も、ぜひ合わせてお読みください。^^
また、「価値」に関しては、
もう集客に悩まない!小さなサロンの必勝法は「3つの価値」を磨くべし!
この記事が、参考になるハズです。
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自宅サロンではないですが、僕は美容室を開業してからずっと、
「時間単価アップ」
を意識し続け、実現してきました。ちなみに現状(2018年7月現在)は、平均すると、
60分あたりの単価が1万円ほど
と、なっています。
今は月数日しかサロンワークに出ていませんが、仮に8時間やれば8万円という計算になりますね。
ポイント(3)独自性
多くのサロンは「独自性」がありません。たとえば、
「自宅ネイルサロンです。」
と言うだけなら、もう周りはライバルだらけです。
- どんな技術が得意なのか?
- どんな部分で「負けない」のか?
- どんな特徴があるサロンなのか?
などを明確にして、
「あなたのサロンの魅力」
をしっかり伝えるようにしましょう!
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んな事言ったってねーアンタ。難しいわよコレ!!
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んじゃ、チェックしてみるわぁー。
ポイント(4) 売上管理
あなたは今後開業する(もしくは経営している)サロンで、どれくらいの売上が欲しいですか?
モチロン高いに越したことはありませんが、ココは明確にしておきましょう。
そして、「毎日の売上・毎月の売上」は、しっかり記録してください。
「数字が苦手なんです〜。」
という女性サロンオーナーが多いことは知っています。(笑)
でもね・・・
数字に置き換えると、経営ってラクになるんです!
売上だけではなく、
- 総客数(お客さまの総数)
- 客単価(売上÷客数)
- 新規客数(はじめて来店の方の総数)
- 再来客数(2回目以降の方の総数)
- 新規リピート率(再来客数÷新規客数×100)単位は「%」
- 物販売上
上記の数字は、毎月しっかり集計してください。
「売上をもっと伸ばしたい!」
と考えた時。日頃からこうして数値化しておけば、
「どこを強化すると伸びそうか?」
見当がつくようになります。逆に数値化していないと、見当もつかない。もしくは、
「集客するしかない!」
という安易な発想に陥るので注意です。
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でもさ、数字の管理ってなんか難しそうでさぁ〜。
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でも実際にやってみると、1人サロンなら「家計簿」と大きく変わらないですよ。
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そんなモンかねぇ〜。
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はい。専門知識もほとんど不要なので。
サロン経営は「数字に置き換える」と可視化できます。コレが出来れば、「改善の手」も見えてきますからね。
サロン経営は「数字に置き換えると」カンタンになります!
コレ、間違いないですからね。^^
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ちなみに僕は1人サロン時代なら、これらをノートに書き留めていました。
パソコンが、超苦手だったのです・・・。(笑)
まぁ、今もエクセルとか使えません。(爆)
ポイント(5) 経営
ちょっと厳しく聞こえるかもしれませんが、自宅サロンオーナーさんの中には、
「自分は経営者である。」
という自覚が少ない方がいらっしゃいます。無理もない話ですが、それではライバルに勝てません。
たとえば、あなたが自宅でネイルサロンを運営しているとします。ライバルは、誰でしょうか?
「近隣のネイルサロン」
ですよね?
決して、「近隣の自宅ネイルサロン」ではないのです。
「自宅サロンだから経費も少ないし、ボチボチ進めばいいか〜。」
というスタンスは、ほぼ上手くいきません。今日から、「経営者である」としっかり自覚を持ちましょう!
これは、「ポイント1」でお伝えしたように、サロンを数字ベースで見ることが第一歩とも言えます。
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自宅サロンといえど「事業」です。しっかり経営すれば、収益もきちんと出るようになりますからね。
また、売上規模が小さい時から、しっかりこういうスタンスで考えていくことで、今後売上が大きくなっても対応できます。
実際、僕もそうでした。^^
ポイント(6)弱味を強味に
何事もメリット・デメリットがあり、自宅サロンも同じです。
「弱味を強味に変えてしまう。」
これらは、自宅サロンならではの戦略になるでしょう。
サロンで「他の人に会いたくない」ニーズ
自宅サロンってテナントなんかと違って、住宅街にある場合が多いですよね?
コレって、普通に考えたら「立地面で不利」なんですが、「有利な面」もあります。
美容サロンに通うお客さまの中には、
「サロンで他の人に会いたくない。」
「他の人にサロンに通っている事を知られたくない!」
という方が一定数います。特に、
- まつエクサロン
- エステサロン
には多いですね。
まつエクやフェイシャルは、目元すっぴんを見られますし。
実際、すっぴんで来店される方も結構いらっしゃいます。(特に車社会の地域)
エステなんかも、
「痩身エステに通ってるのは秘密にしたい。」
とか。普通に多くの方がおっしゃっていますからね。
コレは自宅サロンやマンションサロンの大きな「強み」。
テナントサロンでは真似しづらい部分でもあります。
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僕はこれが、自宅・マンションサロンの「1番の強み」だと考えています。
口コミ
ハッキリ言って、自宅サロンというだけで「オープンな空間」ではないです。
サロンを探していて同じような条件なら、普通はテナントサロンを選びます。
ただし、誰かに「あそこ、自宅でやってるサロンだけどオススメだよ〜」って言われたら、普通のサロンよりも気になる。
クローズドなだけに、逆に「どんな感じかな?」ってなりやすいのですね。
つまり、紹介を広げていくには有利な状況。
「ちょっとした会話の中に出てくる登場人物」を指名しておくと、なお良いですね。
例えば、
「ほんと●●さん、A子と仲良いんですね〜。また、一緒にいらしてくださいよ。お会いしてみたい〜。」
という流れ。もちろん、その方との距離感、タイミングは考慮してくださいね。
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「自宅サロンが「口コミだけで」集客する具体策!「紹介の輪」が広がるサロンはコレをやっている。」
も、しっかり読んでぜひ参考にしてください!
コミュニティに強い
自宅サロンを開業される方の多くは、お子様がいますよね?
たとえば、ママ友の間で評判になったら、それだけで集客力はあります。
つまり、
「何らかのコミュニティに関わりを持ちやすいオーナーが多い。」
というのは、自宅サロンの特徴なのです。ただし、ココも表裏一体なので、マイナス方向に作用する可能性だってあります。
「ドンドン関わっていくのがいいか?」
といえば、そうではありません。また、自分のメリットばかり考えて動くと失敗しますので、注意しましょう。
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女性はコミュニティに強い人が多いので、ぜひ活用したいところです。
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アタシ、そういうのニガテなのよ〜
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あ、そういう方は、ムリしなくていいですよ。得意な人だけ取り組んでください。
パーソナルな対応ができる。
これは1人サロン全般に言えますが、
スタッフが自分1人=お客さま一人一人に合わせた、パーソナルな対応ができる。
ということです。コレって大きな強味なのですね。ようは、
「大型店にはできないような心配りや気遣い」
が可能となります。ぜひ、最大限に活かしてください。
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個人店ならではの対応を心がけて、お客さまの心を掴みましょう!
ポイント(7)オープン予告
自宅サロンといえど開業する前は、しっかりオープン予告をしておきたいものです。
「ぼちぼち集まるんじゃない?」
なんて構えていると、いつまでもお客さまは集まりません。
「○月●日 ここに○○サロン(業種)がオープンします!」
と、しっかり周知活動を行ってください。
ちなみに集客は、「オープン前から」始まっていますからね。
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オープン予告はめっちゃ大事です!!
やらない人が多いですが、これやらないなんて、「モッタイナイ!!」の一言ですよ!
ちなみに、僕もここが甘くて、開業後に後悔しました・・・。
自宅サロン問題(1)住所公開
自宅サロンオーナーからよく頂く質問に、
自宅なので住所公開できませんが、仕方ないですよね?
といった旨のものがあります。
残念ながら、仕方ないでは済まされません。集客力は半分以下になってしまいます。
理由はカンタン。
「場所が分からないサロンに、わざわざ行かないから。」
ご紹介や口コミの場合、サロンの場所も伝えてもらえるでしょう。
でも、何らかの手段で集客した場合。他がカンペキでも住所がないだけで、集客には大きすぎるマイナスです。
「ウチには子供もいるので・・・」
というお気持ちは、痛いほど分かります。ただし、サロン経営として考えた時、それって自分目線です。
まずは、お客さま目線になりましょう!
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「場所がよく分からない店」には、あなたも行けないですよね?とはいえ、
「どうしても無理な場合」
は、公開できる範囲まででOKなので、出しておきましょう!
自宅サロン問題(2)電話番号
自宅サロンに限らず、けっこう見るのですが、
「サロンの電話番号が携帯番号」
コレも、集客の上で大きなマイナス。
普通は、知らない人の携帯に電話をかけるって、抵抗があります。
きちんと運営するなら、固定回線の電話を用意しておきましょう。光電話などは、初期費用も安いですしね。
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「留守にすることもあるので・・・」
という方は、固定電話をひいて、年中自分の携帯に自動転送にしておけばいいです。
僕も1人サロンの時は、そうしてましたよ。
自宅サロン問題(3)お友達価格
自宅サロンに限った話ではないですが、
「友達なんだから、安くしてよ〜」
という声や、
「友達だから、安くしてあげた方がいいかな?」
みたいな考えは、出てくるかと思います。
しかし、「お友達価格は作らない」が賢明です。
理由は色々ありますが、
「そもそも線引きが難しくなり、大半の人が割引価格になってしまう。」
ということに、なりかねません。本当のお友達なら、「割引してよ」なんて言わず、応援してくれます。
それが「友達」ではないでしょうか?
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そうは言っても女性間ではいろいろあるのよ!
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分かります。僕も少なからず「友達割引」を要求された事があるんです。
バッサリと断りました。(笑)
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あああああアンタねぇ・・・・
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大丈夫です。(笑)
その代わりサロン子さんは、お友達だからといって「なぁなぁ」にならず、プロとしての技術とサービスを提供すればいいのです。
自宅サロン問題(4)そもそも稼げるの?
「そもそも論」ですが、自宅サロンは稼げるのか??
この答えは「イエス」です。
僕は「テナント推奨派」ではありますが、クライアントサロンの中には自宅サロンでも十分稼ぐ店が急増中。
そんな自宅サロンオーナー達の活躍を見ていると、「自宅サロン一択」だとしても、十分稼げる可能性はあるようですね。
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まとめ|自宅サロンを成功させるために。
今回は自宅サロン開業にからめて、運営についても重要ポイントをお伝えしました。
ちょっと長くなってしまいましたが、開業前の方はモチロン、
「すでに開業している」
という方も、今回の内容を1つ1つ見直していただければ、収益は増えるハズ。
まずは1つ、あなたが1番取り組みやすいモノから試してくださいね。
ちなみに、
「小さなサロン経営を成功に導くポイント」
を、下記の無料セミナーでは分かりやすく、順序だててお伝えしています。
「これから、自宅サロンを開業したいんだけど・・・」
「自宅サロンを始めたものの、上手くいかない・・・」
という方は、必ず読んでおきましょう!
ご安心ください。完全無料です。(笑)
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最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!
ぜひ、自宅サロンでしっかりと収益を生み出してくださいね。
四国は徳島より、応援しています!!
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